「創ったらブチ壊せ」これは今作の監督であるレニー・ハーリンの言葉だ。今から10年以上も前のチラシの裏に書かれていたフレーズだが、未だに頭から離れないのである。
それを示すかのように「ダイ・ハード2」は前作の最低限のルールを守りつつも破壊力溢れる仕上がりになっていた。この映画の見所として以下の3つが挙げられる。
見所1.かっこよくテレビを消す…冒頭で敵のボス的存在のスチュアート大佐(ウィリアム・サドラー)がホテルの一室で全裸でストレッチ??あまりの筋肉質に敵の強さを思わせるが全裸のためどこか間抜けである。しかもその後、ハンターが小鹿を仕留めるかのように振り向きざまにテレビの電源を消すのだが…なんだこの演出は!!(笑)普通に消せばいいじゃんと突込みたくなるもの。映画史上、最もかっこよくテレビを消すシーンを演じたのはウィリアム・サドラーだろう。
見所2.上方向に脱出…軍用機に閉じ込められ、敵に手榴弾を投げ込まれるマクレーン刑事だがここでまさかの気転、コックピットの脱出装置を使ってピンチを脱するというもの。普通、爆発から逃げるには下方向に飛び降りるか、横方向に飛び出すか。それがアクション映画の定石なのだが、重力に逆らい上方向というのは新鮮。手榴弾が投げ込まれて、なかなか爆発しないあり得ない時間差と上からのアングルの脱出ショー、ぎりぎりの緊張感なのに爆笑必死である。
見所3.止めの一撃…アクション映画において最後の一撃、どのようにして強大な悪を倒すのかは重要な演出であり一番のカタルシスポイントだ。さて、本作はどのようにして止めを刺したのかというと、ジッポに火をつけ、燃料漏れを起こさせたジャンボ機に向けて点火、ジャンボ機空中大爆発というとんでもないもの。機内では、国外逃亡に成功したとしてテロリストたちが、のん気に煙草の煙で輪をつくったりしてるのだが一瞬で炎にのまれる。お約束の大ボス中ボスのアップもなく一瞬、それこそ骨も灰も残らないくらいに一掃するのは爽快そのもの。この爆発によって空港の滑走路が見えるようになり、一石二鳥の結果となったが一歩間違えれば尋常ではない被害を生み出していたと思う(笑)
大きく派手なアクションシーンばかりに目がいってしまうが、その合間には荷物室、スノーモービルでの追走劇など小粒の見せ場もテンポよく配置されている。「1」とはまた違ったメガトン級の破壊の極みこそが本作の魅力ではないだろうか。
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