マイアミ・バイス ★★
![]() | マイアミ・バイス 【ユニバーサル・Blu-ray disk 第1弾】 (2008/12/19) コリン・ファレルジェイミー・フォックス 映画の詳細を見る |
「ヒート」「インサイダー」「コラテラル」とマイケル・マン監督作はプロの男と男のぶつかり合いを描いた濃厚なドラマが特長である。それが今作「マイアミ・バイス」ではほとんど観れなかったことは残念というより期待していた分ショックだった。
潜入捜査での物語だがコリン・ファレルとジェイミー・フォックスのやりとりより、コリン・ファレルと潜入先で仕えるコン・リーとのロマンスに重点をおいておりシャワーシーンが2度もあるなどどうでもいいのにくたびれる。マイケル・マン映画と言えばやはりその道のプロが筋を通して仕事をこなす姿にしびれるのに興醒めもの、見せ場の銃撃戦が最後だけというのも物足りない。
導入箇所からしっくりこなかった。最初のクラブのシーンや部下が殺される辺りは良いが、オープニングクレジットやタイトル画面がなくキャラクターがよく分からないままストーリーが展開していき映画のリズムが全くつかめなかったのだ。それは撮影中にハリケーンが直撃して製作が延び製作費も増大した影響だろうか、作品のなかにテーマや一体感が感じられなかった起因になっているのかもしれない。
■関連作品■
コラテラル ★★★★
ヒート ★★★★
キングダム/見えざる敵 ★★★