ダーウィンの悪夢 デラックス版ダーウィンの悪夢 デラックス版
(2007/07/06)
不明

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 本作の意図はナイルパーチによって引き起こされた、ヴィクトリア湖周辺の負の連鎖を描くというもの。しかしナイルパーチが貧困に結びつくまでのそれぞれの因果関係が希薄であり、根拠や論点が明確ではなかった。

 例えば売春・HIVの問題などは、ナイルパーチやそのナイルパーチを運ぶ操縦士が存在しなくとも発生しうる要因でもある。また序盤から最後まで見え隠れするのが、セキュリティーが甘いムワンザ空港を利用した武器の密輸、監督はナイルパーチよりもむしろこの問題のほうを訴えたかったのでは??と思うほどインタビューも展開も強引であり作為的な印象をうけた。

 終始インタビュー形式で進むため大きな展開はない。それでもナイルパーチの残骸を拾い、干して、食用に揚げて売るという一連のシーンは、あまりの不衛生さと無残な光景に相当インパクトがあった。

 ナイルパーチの主な輸出先が欧州や日本という事実から、昨今の食の安全に対する不信感が一層深まったように思える。


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不都合な真実 ★★★
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