デイ・アフター・トゥモロー (Blu-ray Disc)デイ・アフター・トゥモロー (Blu-ray Disc)
(2007/12/21)
デニス・クエイド

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 ローランド・エメリッヒ監督の作品はスケールの大きな破壊が売りだ。「インデ・ペンデンス・デイ」では宇宙船によって「GODZILLA」では怪獣によって、特に都市破壊ばかりを追求している。

 それは今作でも同じで、爆風が高層ビルの合間を縫って迫ってくる「インデ・ペンデンス・デイ」での構図を、そのまま大津波に変えたようなシーンだったり、ニューヨークを吹雪で覆い・凍結させたり、今までに観たことのない画で地球崩壊のプロセス、都市破壊を描いていた。この辺りの映像は最新CG、気象シミュレーターを使った表現だけあって、迫力やリアルさが伝わってくる。

 しかしである、肝心の人間ドラマが弱い。大津波から、間一髪逃れた主人公がとる行動は、本を燃やして寒さを凌ぎながら待つというもの。動きのない地味な展開に加え、後半では取って付けたような狼との遭遇。見せ場を作らないといけないのは分かるが、あまりに小さなやりとりに気持ちがのらない。

 東京千代田区に雹が降る(笑)、乱気流、高校生クイズの対抗試合、友人の弟など、最後まで絡まない無意味な時間があるならば、デニス・クエイドとジェイク・ギレンホールの親子の間柄について、もっと時間を割いてでも良かったのでは。短い時間だったが、スコットランド研究所の3人のほうが記憶に残るものだった。

 「デイ・アフター・トゥモロー」ではハリウッド映画には珍しく、アメリカ一強主義からの脱却を臭わせるシーンがある。副大統領のスピーチも、自国のそれまでの非を認め世界全体でこの危機を乗り切ろうと訴えかけるものであり、作品がアメリカ国旗から始まりラストは地球全体の画で終わるという演出にも、そのことは投影されていた。


■関連作品■
ゾディアック ★★
不都合な真実 ★★★

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テーマ:映画感想
ジャンル:映画
コメント
ローランド・エメリッヒって何かとニューヨーク潰してますよね。
なんかあるのかw?
2007/08/21(Tue) 19:33 | URL | Taiyaki | 【編集
コメントありがとう。
たしかにニューヨーク潰しだね(笑)

世界の文化・経済の中心で誰もが知っている
ランドマークがあるからかな。
あと、縦に高い建物が密集しているので
脅威の対象の規模が判断しやすいからとか。

単純に大都会を破壊したいだけかもしれないですね。
2007/08/21(Tue) 21:43 | URL | >Taiyakiさんへ | 【編集
エメリッヒの作品は スターゲイト が最初の出会いです
あれは あれで なかなか よろしかったかと・・

私も映画が大好きなので ブックマークして 時々よせていただきます。
私は 一番すきなのは やっぱり「ニューシネマパラダイス」かな

mixiからきたんですけど 私のふざけた日記の「メメント」にヒットしたのかなあ・・
2007/08/22(Wed) 23:42 | URL | りさこ | 【編集
りさこさん、はじめまして!!
コメントありがとうございます。
「スターゲイト」懐かしいですね。
あれも規模の大きな作品でした。賛否ありますが
不思議と味のある映画だったと思います。

僕も「ニューシネマパラダイス」が1番好きですね。
生きているうちに、あの映画を超える作品に出会ってみたいものです。
勿論、「メメント」も大好きですよ。

ブックマークありがとうございます。
今後とも是非、よろしくお願いします!!
2007/08/23(Thu) 00:10 | URL | >りさこさんへ | 【編集
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