ハンニバル・レクターの過去、どのようにして人喰い殺人鬼が誕生し豹変したのか、その過程が今作で明らかになる。「羊たちの沈黙」等を鑑賞したことのない人でも、シリーズの原点にあたるため、スムーズに物語に浸れるのがポイント。しかし、初めてレクターに触れた人でも、長年のレクターファンでも今作はおそらく楽しめない出来だったのでは。
まず序盤の戦争のシーンが延々と続き退屈であること。後からフラッシュバックの演出があるのでそれらを利用し、最初の方に見せ場をもってきたほうが良かったように思う。レクターの人格に影響を与えたと言われる日本文化の描き方も、乱雑で説明不足。屋外での剣道や屋敷の地下にいきなり甲冑があるのは違和感を覚える。またレディ・ムラサキを演じるコン・リーの台詞と行動が矛盾しており、どうにも物語に没頭できない。
ハンニバル・レクターの言動に余裕がないのは、若さ故に仕方のないこととして、1番駄目だったのは妹の復讐の対象人物がいたって普通の人だったということ。過去のシリーズを振り返ると、チルトン、パッツィ、ヴァージャー、クレンドラ等、キャラクターに色があってこそ、レクターの料理が美味しくなるのだから、凡人をターゲットにしてもただの殺人で不味いだけである。
「スター・ウォーズ」「バットマン」に見られるようシリーズの原点を製作するのは、名キャラクターにさらなる深みを加える好手段になるが、同時に傷をつけるというリスクも兼ね備えている。「ライジング」は明らかに後者だ。
■関連作品■
ハンニバル・ライジング ★レッド・ドラゴン ★★★
羊たちの沈黙 ★★★★★ハンニバル ★★★★マイアミ・バイス ★★
私も「羊たちの沈黙」からのレクター博士ファンで、
食べるのに理由なんて要らない><!って思いながら観てました。
ハンニバル役の人は、思っていたよりもアンソニーホプキンスのハンニバルに近くて、それは良かったかなと思います。
でもとりあえず私の中では待ちに待ってた羊シリーズなので
気に入ってます。
噂では「羊たち」と「ライジング」の間にもう1個?お話がありそうなので、
それも楽しみにしてますよ(≧∇≦)。